抄録
I-051
ステレオ実写画像を利用したシャドーアート制作支援システムの開発
松本雄大・高井昌彰(北大)・高井那美(北海道情報大)
シャドーアートとは、同じイラストの描かれたカードを複数枚用意し、そのイラストの奥行きを推定していくつかのパーツに切り分け、そのパーツを適度な空間を持たせながら多層に貼り合わせることによって立体的な表現を行う芸術作品である。その制作過程において、奥行きの推定は重要な位置を占めると同時に、この芸術を敷居が高いと感じさせる要因の一つともなっている。本研究では、その奥行きの推定作業を画像処理のアプローチで行い、実際に制作するためのパーツや作品の完成イメージを出力することによって、誰でも手軽にシャドーアートを楽しめるように支援することを目的としている。