抄録
I-039
3DCGによる人形のポーズ設計の研究
堀越基宏・齊藤 剛(電機大)
舞踊や芝居の振り付けの一般的な普及には,動きの順序やポーズの記録が必要である. 本研究は,コンピュータ内に構成された仮想人形モデルを使用して,人の姿勢や動作の瞬間といったポーズを構築することで,舞踊や芝居の型などの設計,記録,再現を目的としている.これは写真やイラストでは表現の難しい,さまざまな視点からのポーズ確認を実現し,振り付けや動作における細かな所作の確認を可能にする.本研究の目標の一つは,汎用的な入力デバイスを用いて,自由かつ直感的にポーズ設計を行うユーザインタフェースの考案とシステムの開発である.本稿ではマウスとキーボードを用いたポーズ設計インタフェースの提案と実装について報告する.