抄録
I-007
計算機合成ホログラムを用いた立体映像の評価法
坂本雄児(北大)
3Dディスプレイの表示方法には様々なものがあり、それぞれ特有の光学的特性を持っているが、これらを比較するための定量評価法は確立したものが無かった.そこで3Dディスプレイによって作られる3次元空間中の光の分布を撮影された物体の作り出す本来の光の原分布との差によって評価するVolume signal-noise ratio (VSNR) を検討する.3次元空間中の光の分布は計算機合成ホログラムの技術を用いて光伝搬をシミュレートすることによって得る.本稿では、VSNRの有用性を実験によって確かめた結果を報告する.