抄録
H-078
リモートセンシングデータを用いた鳥海山沿岸海域における地下水湧出地点の特徴解析
白井 光・景山陽一・西田 眞(秋田大)
海底地下水の湧出は、陸上と海洋を結ぶ水循環を考える上で重要である。しかしながら、海底湧出地下水の水質・湧出量・湧出位置などは地域ごとに異なっており、主な調査方法も直接採取に頼らざるを得ないため、海底地下水湧出地点の特定およびその特性把握は困難であるのが現状である。一方、周期性・非接触性などの特徴を有するリモートセンシングは、環境変化を観測する技術として有用であり、海底湧出地下水の調査にも有効であると考える。また、鳥海山沿岸海域では、海底地下水の湧出が明らかとなっている。そこで本研究では、鳥海山沿岸海域を対象とし、リモートセンシングデータを用いて、海底地下水湧出地点における特徴解析を行った。