抄録
H-074
夜間取得画像における最高速度標識の認識
亀谷洋道・景山陽一・西田 眞(秋田大)
近年、交通環境の多様化に伴い、道路周辺状況の把握を目的とした各種センサが利用されている。その中でも、画像は広範囲を対象とすることが可能であるため、存在する場所が一様とは限らない標識などの認識に有用である。一方、夜間の交通事故状況において、最高速度違反による死亡事故率は著しく高い。このため、夜間に前方向の最高速度標識を自動で認識し、得られた情報を道路利用者に提示することは、最高速度違反による死亡事故率の低減に寄与すると考える。そこで本研究では、夜間に高感度カメラを用いて取得した情景画像を対象とし、最高速度標識を認識する手法を提案する。