抄録
H-073
形状情報と色情報を利用したサポートベクターマシンによる交通信号機領域の検出
仲野彰洋・子安大士・前川 仁(埼玉大)
道路交通において,様々な交通情報を抽出することは重要である.我々は交通信号機に着目し,Hough変換を利用した信号機灯火の検出と形状情報を特徴量とした機械学習による交通信号機の検出手法を提案した.しかし,色情報の損失などの原因から,信号機灯火の誤検出や非検出が課題となっていた.そこで本研究では,HOG 特徴で表した形状情報と信号機領域の色情報を組み合わせた特徴量を用いたサポートベクターマシンで交通信号機領域を検出する.色情報は2つの手法を試し,検出精度の比較を行った.形状情報と色情報を組み合わせることで,特に信号機の灯火部分の検出率が向上し,また,誤検出が減少したことを確認した.