抄録
H-063
映像監視システムのための人物動作の認識に関する一検討
八幡智仁・村上伸一(電機大)
今日,防犯カメラの普及に伴い,映像を用いた監視システムへの要求が高まっている.そこで本稿では,映像を用いた自動監視を目的に、人物の動作認識法および姿勢推定法について検討を行った.具体的には,背景差分処理により人物を検出し、影の除去等の処理を加えた後,比較的計算量の少ない処理によって,特に監視システムにおいて重要である人物の移動軌跡、歩行動作の認識および前傾、しゃがみ込みなどの姿勢の推定を行った.試験映像を用い,本手法による動作認識および姿勢推定と目視による判断とを比較した結果、ほぼ正しく動作認識および姿勢推定が行えることが分かった.