抄録
H-059
加速度センサと角速度センサを利用した空中手書き文字認識
松木一穂・中井 満(富山県大)
空中で文字を書く動作より得られる信号をもとに文字を認識する。しかし、筆記中にセンサが回転するとセンサは筆記者の意図した軌跡とは別の軌跡をとらている可能性があり認識率に影響すると考えられる。そこで角速度センサによる回転補正を行う。筆記開始からの角速度を積分することで回転角を求め、その回転角を補正する回転行列により補正を行う。ひらがな空中手書き文字認識の実験では、通常に筆記したサンプルで学習を行い、意図的に回転を加えて筆記したサンプルなどに対して認識を行った。