抄録
H-030
部分検出用SVMの組み合わせに基づく任意の部分隠蔽を許容する手検出法
平本康裕・島田伸敬・明神聖子・白井良明(立命館大)
本発表では,一般的背景下で頑健な部分隠蔽に対応した手検出法を提案する.まず,Support Vector Machineを用いて,手画像の部分領域ごとに手と背景のHistograms of Oriented Gradients(HOG)特徴を学習し,部分検出器を構築する.検出時には入力画像をスキャンしながら,スキャンウィンドウの部分領域のHOG特徴を各部分検出器に入力し,部分領域ごとの検出結果を得,それらを各スキャン位置に投票することで手の存在位置を検出する.手が存在すると判定した位置の部分検出器のうち非手領域と判定した検出器の担当領域を被隠蔽領域と判定する.実験によって有効性を示す.