抄録
H-026
パンの画像識別における領域分割の一検討
三好卓也・森本雅和・藤井健作(兵庫県大)
本報告ではパンの種類を画像から自動識別する際に使用する特徴量について検討する.パンは製造工程において発酵や焼成を含むため,個体差が発生しやすい.そのため,画像識別の分野で盛んに研究されている顔識別の場合に比べ,より大きな個体差に適応可能な特徴量の選択が求められる. 本研究では学習用パン画像から色,形状,テクスチャなどの特徴量を抽出し,特徴量の選択を行う.このとき,パンの色特徴に着目し,適正な領域分割を行うことで識別率を改善できることを示す.