抄録
G-015
近赤外光を用いた時間領域測定によるヒト脳光学パラメータ変化検出感度 -脳髄液の検出感度への影響-
青木伸雄・谷藤忠敏(北見工大)
筆者当が定式化した頭蓋骨と灰白質の間に非散乱体である脳髄液が介在するヒト頭部のFDTD解析を用いて、ヒト脳の光吸収係数が変化したときの後方散乱光パルス振幅変化を計算し、連続光を用いた場合の光パワ変化と比較した。また同様に、脳髄液の無いヒト頭部モデルを用いて同様の検討を行い、時間領域及び連続光測定における脳髄液がヒト頭部光学パラメータ推定における検出感度への影響を明確にした。