抄録
G-007
最小集合打問題に対するニューラルネットワーク解法
戸塚亙志・岩井啓輔・黒川恭一(防衛大)
 最小集合打問題とは,全体集合Sがあると仮定したとき,Sに含まれるすべての部分集合を「打つ」ような,最小数で構成される要素の集合Hを求める問題である.  集合打問題はNP完全問題に分類される代表的な問題のひとつであり,現在までにさまざまな解法が提案されている.またこの問題は,画像処理など各種分野にも応用可能である.  そこで本稿では,バイナリニューロンを用いた相互結合型ニューラルネットワークによる最小集合打問題の並列解法を提案する.