抄録
G-006
病理画像解析に適した画像圧縮方式の評価法の検討
小林直樹・小関 瞳・加藤綾子・星野 唯(埼玉医科大)・篠田一馬・山口雅浩(東工大)・阿部時也・橋口明典・坂元亨宇(慶大)
病理画像を用いた診断などにおいて、バーチャルスライドと呼ばれる病理スライドを1枚の画像として入力する技術が注目されているが、その画像のデータは膨大であり圧縮符号化することが必須となっている。一方、この病理画像を解析して定量的な情報を取り出し、診断に役立てようという試みがなされている。ここでは、画像の圧縮の評価を、人が目視で診断に用いるために適しているという画像の評価指標に加えて、画像処理、解析という視点から見た場合の評価法について検討を行った。ここでは、従来のPSNRおよび色差の違いがどのような影響として現れるかを検討したので報告する。