抄録
F-010
専門家の知識を用いるインタラクティブなベイジアンネットワーク構成手法
吉見将太・黒川悦子・橋本和夫(東北大)
筆者らは,生活習慣改善支援を目的として,ベイジアンネットワーク(BN)を用いた健康診断情報の分析結果の利用を目指している.しかし,BNが抽出する依存関係の全てにおいて妥当性が確認されるわけではなく,妥当性のあるモデルを構築するためには,専門的知見の導入が必要である.そこで本稿では,標本データのみから学習を行うフェーズと専門的知見を導入するフェーズからなるインタラクティブなモデル構築手法を提案し,評価実験を行う.