抄録
F-007
Webおよび二次属性を用いた属性追加手法の提案
芋野美紗子・吉村枝里子・土屋誠司・渡部広一(同志社大)
ある言葉から別の関連する言葉を連想したり,言葉の間にある関連性を判断するといった思考を人間は自然と行う.このような人間の自然な連想や思考を機械が理解するために,概念ベースと関連度計算方式を機軸とした連想メカニズムの構築を行っている.概念ベースは一つの言葉を概念とし,概念の意味定義を行う属性と,その重要性を表す重みの集合で定義される.関連度計算方式は概念間の関連性を定量的に表現する手法である.概念が持つ属性に様々な分野の語を持たせることで,概念の意味が広がり,より人間の思考に近い意味定義を行うことができる.そこで本稿では概念に新たな属性を自動的に付与する手法の提案を行う.