抄録
E-057
学習指導要領に基づいた設問の自動分類タスクにおけるモデルの選択に関する研究
名嘉真之介・當間愛晃・赤嶺有平・山田孝治・遠藤聡志(琉球大)
 学校では学力向上を目的とした定期試験が行われているが、その試験結果から生徒がどのような設問を苦手としているかの傾向分析等が十分に行われていない。また年度毎に学級担任が異なるために、前年度までの結果を活かした対策を打つことが非常に困難である。これらの問題に対して、年度を跨いだ試験結果のデータを蓄積することで得手不得手のカルテや引き継ぎ資料を作成し問題解決を図りたい。そのためには元となる試験結果のデータの収集が必要不可欠である。  本研究では試験結果のデータの収集を行うために、機械学習を使用して学習指導要領に基づいた設問の自動分類を行い、その分類精度を調べている。