抄録
E-018
受聴試験による楕円体モデルを用いた方向知覚特性の検討
徳光夕麻・徳永幸生(芝浦工大)・杉山 精(東京工芸大)
近年,ヘッドホンを利用して臨場感のある音を再生することが試みられている.臨場感のある音とは,あたかもその場で体験しているかのような感覚を引き起こす音で,臨場感を得る1つの手段として音の方向知覚がある.方向知覚を満たした音を得るため,個人ごとの頭部伝達関数(HRTF)を求めることが必要となる.本報告では,人間の頭部を楕円体,耳介を円板と近似したモデルを用いて,HRTFの周波数特性と時間特性を求めた.このモデルに基づいて受聴実験を行い,モデルの妥当性と頭部や耳介が方向知覚に与える影響を検討する.