抄録
B-045
二重ファイルシステム環境を想定した仮想HDDイメージファイルの再配置に関する考察
山田将也・山口実靖(工学院大)
計算機システムのI/O性能を向上させる手法としてストレージ内のデータの再配置がある.近年急速に普及が進んでいる仮想計算機環境では,ストレージ上に巨大な仮想HDDイメージファイルが複数配置されることが多く,データの再配置によるI/O高速化が特に重要になると考えられる. 本稿では複数のVMイメージファイルが格納されているストレージ環境を想定し,各再配置手法の性能の評価と考察を行った.その結果,ホストOSにて再配置を行う手法がゲストOSにて再配置を行う手法よりも優れていることが確認された.