抄録
A-007
二元対称消失通信路におけるビット反転復号法の改善
石橋想太郎・長田佳史・細谷 剛・後藤正幸(早大)
本研究では二元対称消失通信路に対する誤り訂正符号の新しい繰り返し復号法の開発を行う.誤り訂正符号の中でも低密度パリティ検査符号は,繰り返し復号を行うことで優れた復号性能を示すことが知られている.代表的な繰り返し復号法であるビット反転 (BF) 復号法の中で誤りと消失を訂正するGallager Eは,消失から訂正された信頼度が低い符号語ビットをそのまま利用して誤り訂正を行うため,復号性能に悪い影響を与えると考えられる.そこで本研究では信頼度が高いと考えられる符号語ビットの情報を利用する新しいBF復号法を提案する.計算機シミュレーションによる実験より提案したBF復号法はGallager Eより復号性能が向上することを示す.