情報処理学会ホームに戻る
最終更新日:2008年7月4日

IPSJ Transactions on Computer Vision and Applications(CVA)の編集について

 

編集責任:IPSJ Transactions on Computer Vision and Applications(CVA)編集委員会
(委員会構成母体:コンピュータビジョンとイメージメディア研究会)

平成19年9月設立承認

対象とする分野編集方針査読基準査読方法投稿方法その他編集委員会構成


1.対象とする分野


本論文誌では、主に次のような技術分野を対象とする。

  1. 画像処理の基礎技術
    エッジ検出、領域分割、テクスチャ解析、劣化画像復元、超解像、各種フィルタ、ハフ変換、画像符号化、レイヤ検出、画像周波数解析、モルフォロジー処理
  2. 画像理解の基礎技術
    両眼立体視(多眼を含む)、動画像処理、距離センサ、距離画像処理、Shape-from-X、全方位画像解析、固有画像解析、時空間画像処理、色ヒストグラム処理、カラーコンスタンシー、偏光解析、ニューラルネットワーク、幾何学的不変量、並列画像処理
  3. シーン表現の基礎技術
    表面表現法、関数表現法、体積表現法、内挿手法、概念クラス学習、スケールスペース表現、一般化円筒表現
  4. イメージメディアの基礎技術
    画像データベースの内容検索、ビデオの構造化・検索、映像合成、カット検出
  5. ロボットビジョンの基礎技術
    カメラキャリブレーション、ハンドアイコーオディネーション、自己位置推定、ナビゲーション、アクティブビジョン、センサ統合
  6. HCIへの応用技術
    顔認識、表情認識、ジェスチャ認識、Perceptual User Interface、実世界志向型インターフェース
  7. 仮想・複合現実感への応用技術
    イメージベースドレンダリング、イメージベースドモデリング、イメージモザイク、光源環境推定、モーションキャプチャ
  8. セキュリティへの応用技術
    指紋認識、アクティビティ認識、異常事象検出、個人認証、侵入者検出、電子透かし技術
  9. ITSへの応用技術
    事故検出・解析、交通流解析、車種判別、衝突回避、白線追跡、知的ナビゲーション、自律走行、ナンバープレート読み取り、地理情報システム
  10. その他画像処理と接点をもつ技術・応用分野
    情報可視化、電子図書館、マルチメディア通信、インタラクティブメディア、仮想スタジオ、医療画像処理、福祉工学、航空・衛星画像解析、生理学的視覚モデル
本論文誌では、通常の研究論文に加え、実応用,先進的応用を目指すシステム論文,最新技術動向を著者の視点で整理・展望する展望論文、著者の研究の整理・展望を行う総合論文、特定分野の手法を整理・分類・解説するサーベイ論文、特集号等の編集方針を述べる巻頭言等の採録も行う。巻頭言、展望論文、サーベイ論文に関しては原則として招待論文とする。
↑戻る

2.編集方針


  本論文誌は,情報処理学会論文誌の別号として,定期刊行する.本論文誌の刊行は,コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)研究会が行う,体装は,情報処理学会論文誌に準ずる.著作権並びに賞の扱いは,情報処理学会論文誌と同様とする.非会員の投稿も認める。

CVIM研究会では,平成12年より研究会論文誌を発行している.これにより,当該領域に興味をもつ会員に対して、最新の研究論文やサーベイ論文さらには分野内の特定分野の特集をタイムリーに届けることが可能になった.論文誌発行後,研究会登録数も単調増加を続け,650名という最大規模の研究会に成長した.このことからも,研究会論文誌の発行により,当該研究分野の活動が活発化し,その中心的役割を当該研究会が担っていることからは明らかである.

  本研究会が担当しているコンピュータビジョンとイメージメディア技術の分野は、これの黎明期を1970年代と定義すると約30年が経過した。最近の計算機の急速な高性能化、メモリ領域の多量化、価格の格段の低下により、当該技術は、従来からのロボティクスや自動化に加え、ヒューマンインターフェース、グラフィックス、複合現実感、マルチメディア通信技術など多くの新しい応用分野が考えられるようになり,様々な産業を支える基盤技術として重要性を増している。日本からも多くの優れた研究が発表されているが,その多くは,国際会議の予稿に留まり,論文誌としてのアーカイブ可能な論文に至っていない.その理由の一つは,日本の多くの研究が応用指向ということもあり,既存の英文論文誌では,先進的なシステム論文を扱っていなかったことでもある.

 英文論文誌の発行は,これらの研究活動の国際的ビジビリティの向上,さらに,アジア初の専門論文誌の発行を行うことで,アジア諸国・世界各国に対して,日本がイニシアティブを取り続けることを目指すものである.また,本論文誌を刊行することにより、従来の欧米の論文誌では積極的に扱われていなかった、先進的は応用やシステム化技術に関する論文を対象とすることが出来るようになる。さらに,英文論文誌発行は,日本国内において,本研究会が当該研究分野の中心的役割を果たし続ける上で重要と考える.

 本英文論文誌は、コンピュータビジョンとイメージメディア技術により、計算機システムの高度化、応用分野の拡大を図り、産業ならびに計算機科学の国際的発展に寄与することを狙いとする。

↑戻る

3.査読基準


  査読基準は、基幹論文誌編集委員会の「論文査読の手引き」(1998年5月改訂版)に大筋において従う。基幹論文誌と同等な質を保ちつつ、研究会論文誌のオリジナリティの形成を目指す。本論文誌の特徴としては、以下の視点を重視する。
  1. 急激は技術の変革に適応し、時宜を得た情報を提供するために、独創的な提案やアイデアは、その実用的価値を評価し、積極的に採録する。
  2. 実用性の高いシステムや新しい応用分野を切り開く応用研究は,コンピュータビジョンとイメージメディアの研究者とこれのユーザを結び付ける重要な情報である。実用化のための問題設定,解決手段における進歩性を積極的に評価し、積極的に採録する。
  3. 著者独自の視点から整理・分類・評価し、技術を展望するオリジナルな展望論文、サーベイ論文は、技術的価値の高いものである。本論文誌では、優れた展望論文・サーベイ論文を積極的に採録する。
  4. 実システムのベンチマークデータなどは、資料的価値が高いものであり、研究を進める上での有用な情報になる。このような内容に関しては、ノートとして、速報性を重視して査読の迅速化を図る。
  5. 応用システムでの実際事例についてはコンピュータビジョンとイメージメディアの研究者とこれのユーザを結び付ける重要な情報である。応用システムの実例を積極的に評価し、ノートとして積極的に採録する。
  6. 研究分野での公開討論は、分野の健全な発展のためには欠かすことのできない要素である。公開討論は、ノートとして、速報性を重視して査読の迅速化を図る。

査読基準等については、今後より明確にすることに努める。

↑戻る

4.査読方法


  本論文誌の編集を担当する研究会英文論文誌編集委員会(CVA論文誌編集委員会)を設置し、責任者としてCVA論文誌編集委員長を置く。

  • CVA論文誌編集委員会は投稿論文の受付、採否決定、問題論文の処置、その他を行う。
  • 研究会において発表された論文の中で、優れた論文に関してはCVA論文誌に投稿を勧め、査読時に研究会での発表内容を考慮し、査読を行う。この推薦に関しては、CVIM研究会運営委員会からの推薦に基づき,CVA論文誌編集委員会で検討を行う。
  • 投稿論文の査読は、CVA論文誌編集委員長並びに副編集委員長が,投稿論文の採録可能性を評価し、採録可能性のあるものに対して,CVA論文誌編集委員会メンバーより,1名の担当編集委員と複数(原則として2名以上)の査読委員を割り当てる。担当編集委員は査読過程、著者との連絡などに関して責任を持つ。査読期間は原則として1ヶ月とする。
  • 査読報告は「採録」、「軽微は修正を要する条件付き採録」、「大幅は修正を要する条件付き採録」、「不採録」の4種類とする。CVA編集委員会は,査読報告に基づき、採否または条件付き採録の判定を行う。
  • 「軽微は修正を要する条件付き採録」は、2ヶ月以内に再投稿できる。修正個所の点検は担当編集委員がこれの責任を持つ。
  • 「大幅は修正を要する条件付き採録」は、2ヶ月以内に再投稿できる。迅速は査読のために合計2回の査読で採否を決定する。ただし,再投稿後,「軽微は修正で採録可能」と判断された場合は,その限りではない.その場合,修正個所の点検は担当編集委員がこれの責任を持つ。
  • 査読報告、CVA論文誌編集委員会は原則電子メールを活用して行う。
  • 査読委員は、担当編集委員からの推薦に基づき,CVA論文誌編集委員会が選定する。

なお、CVA論文誌編集委員会は基幹論文誌の論文編集委員会と連絡を密にし、研究会論文誌の編集方針の審議・承認のもとに活動するものとする。また、査読基準や査読プロセスの詳細は、研究会や研究会ホームページ等を通じて公開し、必要があれば便宜修正する。

↑戻る

5.投稿方法


投稿は原則として随時受け付ける。但し、論文募集は、研究会が主催,共催,協賛する国際会議の特集号の企画を積極的に行うので,それらの国際会議と同期して行い、発行時期と締め切りを明示する。

 採録された論文の著者には,所定の掲載料の支払いを義務付ける。

 招待展望論文、招待サーベイ論文については、編集委員会で主題、著者、掲載予定号及び担当編集委員を決定し、締め切りを設けて執筆依頼を行う。

↑戻る

6.その他


 本論文誌は、1年に2回―3回程度の発行とする。従って、それ以前に投稿された採録論文を1冊の論文誌に掲載する。
当分の間(2年程度)他学会の英文論文誌,国際的論文誌との差別化を特に強調するため、ゲストエディタ制の特集号形式をとる。但し、研究会論文誌としての統一性ももたせるため、ゲストエディタのうち1名は、正規の編集委員長または副編集委員長とし、1名以上の外部ゲストエディタを設ける。なお,一般投稿も随時受け付ける.

1号(平成20年8月)「ACCV2007特集号」
平成19年12月31日 募集締め切り
ゲストエディタ
Yasushi Yagi (Osaka Univ., Japan) Sing Bing Kang (Microsoft Research, USA) Hongbin Zha (Peking Univ., China) In So Kweon (KAIST, Korea)

2号(平成20年12月)

3号(平成21年8月)「IEEE PSIVT2008特集号」

4号(平成21年12月)

論文のページ数: 8ページ(平均)
採録論文: 15件/号 × 2号

*) なお、研究会論文誌のビジビリティをあげるため、著者、タイトル、アブストラクトを、研究会のWebページに掲載する。

↑戻る

7.IPSJ Transactions on Computer Vision and Applications(CVA)編集委員会構成

 CVA論文誌編集委員会は、編集委員長、副編集委員長、編集幹事、編集委員より構成される。副編集委員長は、論文誌の編集の連続性のため、編集委員長が退任のあとは、編集委員長に就任することが好ましい。さらに、研究会論文誌を主な業務とする論文誌編集幹事をおく。
 編集委員長、副編集委員長、編集幹事、編集委員の任期は2年とし、再任を妨げない。
論文誌編集委員会構成案を以下に示す。

編集委員長 Naokazu Yokoya (NAIST, Japan)
編集副委員長 Yasushi Yagi (Osaka Univ., Japan)
Sing Bing Kang (Microsoft Research, USA)
Hongbin Zha (Peking Univ., China)
In So Kweon (KAIST, Korea)

編集幹事

Hideo Saito (Keio Univ., Japan)
編集委員(予定)

Katsushi Ikeuchi (Univ. of Tokyo, Japan)、Rin-ichiro Taniguchi (Kyuushu Univ., Japan)、Koichiro Deguchi (Tohoku Univ., Japan)、Masatoshi Okutomi (Tokyo Inst. of Tech., Japan)、Yoichi Sato (Univ. of Tokyo, Japan)、Jun Sato (Nagoya Inst. of Tech., Japan)、Shinichi Sato (NII, Japan)、Toshikazu Wada (Wakayama Univ., Japan)、Kazuhiko Sumi (Mitsubishi Electric, Japan)、Frank Dellaert (Georgia Inst. of Tech., USA)、Martial Hebert (CMU, USA)

↑戻る