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●作業トレースによる工業製品の品質保証の試み
[2008-DPS-135(H20. 6.19)] (マルチメディア通信と分散処理研究会)
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佐藤 永欣 君 (正会員)
昭和51年生まれ.%平成13年東洋大学大学院修士課程(情報工学)修了.
平成16年東洋大学大学院博士後期課程修了.博士(工学).
同年東洋大学植物機能研究センター研究助手.
平成19年岩手県立大学ソフトウェア情報学部講師.
分散情報検索,農産物の産地推定,磁気センサの応用などの研究に従事.
IEEE,電子情報通信学会,情報処理学会各会員.
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| [推薦理由]工業製品の品質保証において,組立工程の作業は非常に重要な要素であるが,本論文では品質を確認する後工程のみでは検出が困難な作業の内容に注目し,作業内容をコンテキストとして扱う手法を提案している.本手法では,地磁気センサと加速度センサの組合せにより作業員の腕の動きなどをトレースし,コンテキストの識別と作業内容を把握し,問題のある動作を識別可能である事を示しており,本論文を山下記念研究賞に推薦する. |
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●MANETにおけるノードの信頼度を用いた利己的ノードの検出方法
[2008-DPS-137(H20.11.28)] (マルチメディア通信と分散処理研究会)
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佐藤 文明 君 (正会員)
1984年3月 岩手大学工学部電気工学科卒業
1986年3月 東北大学大学院工学研究科電気及通信工学専攻博士前期課程修了
1986年4月 三菱電機株式会社入社
1992年2月 博士(工学)学位取得(東北大学)
1995年1月 静岡大学助教授
2005年10月 東邦大学教授(現在に至る)
分散処理,モバイルコンピューティング,通信プロトコルに関する研究に従事
2006年学会活動貢献賞受賞
情報処理学会,電子情報通信学会,IEEE,ACM各会員
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| [推薦理由]本論文は,MANETにおける利己的ノードの効果的な検出を目的として,ノードの通常の動作を評判情報として評価することによる誤検出の低減を提案している.本方式は,信頼のおける隣接ノードの情報のみを用いる事で,構成を簡易にし,信頼度に関する影響を小さくする.また,シミュレーションにより行動モデルに基づき評価した結果,パケットロス率がある程度低い範囲において,ルート発見率,誤検出率共に有効性が示されており,本論文を山下記念研究賞に推薦する. |
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●指の近接/接触検知が可能な 3 次元タッチパネル
[2009-HCI-131(H21. 1.26)] (ヒューマンコンピュータインタラション研究会)
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岡野 祐一 君 (正会員)
1992年,東北大大学院修士課程了.同年三菱電機(株)入社.
以来, オンライン文字認識,文字認識応用システム,
ヒューマン・マシン・インタフェースの研究開発に従事.
現在,同社情報技術総合研究所 音声・言語処理技術部
主席研究員.情報処理学会会員.電子情報通信学会会員.
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| [推薦理由]透明なITO電極のみで指の近接・接触を検知可能な3次元タッチパネルを開発した.近接時の感度を向上するために,センサ電極を動的に結合する電極結合制御方式,シールド電極制御方式を新たに開発した.静電容量検出IC,タッチパネル(ITO電極)は汎用品を使い,独自の結合制御回路を実装するのみで,上記機能が実現でき,コストアップ要素を抑えた実用的な技術である.また,従来は抵抗値及び寄生容量の増加などの要因により困難であった,大型サイズ(15インチまで)にも対応可能である. |
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●固有解を用いた表面下散乱の高速表示
[Visual Computing/グラフィクスとCAD合同シンポジウム(H20. 6.21)] (グラフィクスとCAD研究会)
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新谷 幹夫 君 (正会員)
1979年,早稲田大学理工学部応用物理学科卒.
1981年,同大学理工学研究科物理及び応用物理学専攻修士課程了.
同年,日本電信電話公社武蔵野電気通信研究所入所.
2001年,東邦大学理学部情報科学科教授.
コンピュータグラフィックスの研究などに従事.博士(工学)
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| [推薦理由]本研究発表は,肌や食品のように表面下散乱を伴う物体の写実的なレンダリングについて,既存手法における課題の解決を試みている.表面下散乱のレンダリングに関してはいくつかの手法が提案されているが,提案手法における主な新規性は,演算の高速化と品質の両立,テクスチャの扱いを可能にした点の2点に集約できる.まず提案手法では,微小距離での媒質の均質性を仮定として導入することで散乱光を近似し,可能な事前計算を前処理として行うことにより,演算の高速化を実現している点で新規性がある.提案手法による実験例では対話速度での画像生成が報告されており,レンダリング結果の妥当性については,従来の演算モデルで不合理な結果となる照明条件においても良い近似が実現できていることがわかる.また,提案手法では反射特性の空間的な変化による散乱を効率的に近似することで,テクスチャの扱いを可能にしている点で新規性がある.これまでに提案されている表面下散乱の表現では,表面が均質な媒質に限定されているため対象も限定され,新たにテクスチャを扱うことで幅広い対象における写実性の向上に役立つと思われる.人物の肌をはじめとした半透明の物質は日常的に多く存在し,提案された効率的なレンダリング技法は映像産業等での有用性も高いと期待できる.特に対話速度にて一定の品質が実現できており,今後の改善によりリアルタイムでのアプリケーションへ適用範囲を拡大することが期待できる.以上の理由により,本研究会は上記の研究発表を山下記念研究賞に推薦する. |
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●典型的曲線の非定常化とその曲面への拡張
[2008-CG-133(H20.11. 8)] (グラフィクスとCAD研究会)
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三浦 憲二郎 君 (正会員)
1984年 東京大学大学院 工学系研究科 精密機械工学専攻修士課程修了.
1984年 キヤノン株式会社 研究員.
1991年 コーネル大学大学院 機械工学専攻博士課程修了.Ph.D.
1993年 会津大学コンピュータ理工学部コンピュータソフトウエア学科 助教授.
1997年 静岡大学工学部機械工学科 助教授.
2004年 同大学 教授.
2006年 同大学創造科学技術大学院情報科学専攻 教授.
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| [推薦理由]本論文は、対数(型)美的曲線式の離散化によりに遷移行列の非定常化を行い,曲率対数グラフの傾き(α)が任意の対数美的曲線へ近似するBezier曲線の制御点を生成可能とする手法を提案している.また,対数(型)美的空間曲線への拡張を行うとともに,3次B-splineで近似する際の曲率単調性の条件を導いており、新規性,有用性ともに高く評価できる.対数型美的曲線と典型的Bezier空間曲線の関係は,従来は,α=1(対数螺旋)のみが知られていたが,非定常化により任意の傾きαの対数美的曲線と関連付けられた.これは,自由曲線形式と対数型美的曲線形式との間のギャップに橋渡しする重要な進歩の一つであると考えられる.対数型美的曲線が自由曲線形式で利用可能になったことの意味は大きく,今後様々な研究が期待される.以上に理由により,本研究会は上記の論文を山下記念研究賞に推薦する.
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●食品加工工程における余剰在庫削減を目的とした生産計画立案システムの構築
[2009-IS-107(H21. 3.18)] (情報システムと社会環境)
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十文字 豊 君 (学生会員)
2008年3月 岩手県立大学 ソフトウェア情報学部 ソフトウェア情報学科 卒業.
現在,同大学大学院 ソフトウェア情報学研究科 ソフトウェア情報学専攻 博士前期課程在学中.
情報処理学会,日本経営工学会各学生会員.
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| [推薦理由]本研究は対象とする食品加工業務を十分に調査して分析することにより,生産計画立案システムの機能をまとめ,MRP(資材所要量計画)展開結果から新提案である逆展開MRP処理,追加受注可能品目提案処理を行うことで,余剰在庫を販売計画へと反映させる仕組みを提案した.さらに,提案システムのプロトタイプ構築により,提案システムの動作検証と効果検証を行っており,余剰在庫を削減できることを示した.このように,分析・提案・試作・評価の一連の研究により,効果的で新しいシステムの提案を行っており,推薦に値すると判断した. |
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●多重多型トピックモデルを用いたアノテーション付きテキストからのエンティティ検索
[2008-FI-91(H20. 6.20)] (情報学基礎)
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江口 浩二 君 (正会員)
神戸大学大学院工学研究科准教授,
国立情報学研究所客員准教授.博士(工学).
情報検索,Web情報処理,データマイニングの研究に従事.
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| [推薦理由]エンティティ名・カテゴリラベル・テキスト記述から構成されるWikipediaのデータのように複数種の属性をもった構造化文書を検索するタスクのために,多重多型トピックモデルを応用した検索手法を提案し,その有効性を実験的に示している.最近の研究成果である高度なベースラインと比較を行い,複数の評価指標により丹念に評価を行っている点が高く評価できる.また,最近の確率的トピックモデルに関するチュートリアルとしての価値も高い.
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●テレビ視聴環境を利用した顔認識のための変動学習
[2009-AVM-64(H21. 3. 6)] (オーディオビジュアル複合情報処理研究会)
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松尾 賢治 君 (正会員)
1998年 神戸大学工学部電気電子工学科卒業
2000年 神戸大学大学院自然科学研究科修士課程修了
2000年 KDD株式会社入社、株式会社KDD研究所配属
現在、株式会社KDDI研究所特別研究プロジェクト研究主査
高効率動画像符号化、顔画像認識、一般画像認識の研究開発に従事
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| [推薦理由]テレビに出てくる人物の顔画像認識精度を向上させるにあたって,さまざまに変動する顔画像を同定することが課題となっている.そのため,別途収集した同一人物の多数の顔画像から現在登録されていない変動を抽出して変動を学習させる取り組みがある.本発表は,これまで人間が目視した上で行う必要があった変動学習用の顔画像の収集を,テレビ視聴環境上で自動化する方法の提案であり,電子テレビ番組表EPGや動画の連続性を利用して,テレビ映像から変動学習用の顔画像を収集する点に特長がある.連続ドラマを対象とし実験を行った結果,F値を評価尺度とする顔認識精度が大幅に向上できている(変動学習無し時0.59に対し変動学習時0.79).以上から,同賞推薦に値すると考えられる.
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●滞在場所を考慮したコミュニケーション検出システム
[GNワークショップ2008(H20.11. 7)] (グループウェアとネットワークサービス研究会)
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注連 隆夫 君 (正会員)
2005年 大阪府立大学工学部情報工学科卒業
2007年 京都大学大学院情報学研究科知能情報学専攻博士前期課程修了
同年 日本電気株式会社入社
現在、C&Cイノベーション研究所にて、オフィス業務におけるノウハウ抽出に関する研究に従事
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| [推薦理由]本研究発表は,実際の一ヶ月に及ぶ研究開発業務のセンシング記録を分析することで,オフタイムでのコミュケーショングループや円滑でない上司部下コミュニケーションの状態などを抽出でき,従来の観察ベースでは抽出困難な人間の関係性を抽出することができた.これは,今後のグループワーク分析において,新たな可能性を示せたといえる.また,オフィス内の場所によって主たるコミュニケーションの種類が異なることに着目し,場所特性に適応させることで,高精度のコミュニケーション検出を実現できたこと,また,コミュニケーションを双方目的型,無目的型,片方向目的型の3種類に分類活用できたことは技術的に傑出している. |
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●メンバ間協力関係の図示ツールとその事例による評価
[2009-GN-70(H21. 1.23)] (グループウェアとネットワークサービス研究会)
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鵜飼 孝典 君 (正会員)
1992 年 3 月 東京工業大学 電気電子工学専攻修士課程を修了
1992 年 4 月 (株)富士通研究所に入社. 現在に至る
情報処理学会,人工知能学会,ソフトウェア科学会,ACM各会員
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| [推薦理由]本研究発表は, 社会ネットワークの理論を実践的に適用して組織の状態を「見える化」するアプリケーションの開発事例である.その妥当性と効果をソフトウェア開発をビジネスとする組織のオフィス内のコミュニケーション, 協力関係の改善結果によって示した. 自分の周りのことが良く分からなくなっている「縦割り組織」などの組織文化とその改善効果をグラフと自動レイアウトによって理解しやすく表現したことは,今後のグループワークの支援に新たな可能性を示したといえる.また, フィールド調査との比較をおこない, その正当性と優位性を示したことによって, 今後のグループワーク分析の効率化に大きな貢献となる. |
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●WEB上の画像の分類とメタデータ付与による携帯電話向けWEB表示
[2009-DD-70(H21. 3.25)] (デジタルドキュメント研究会)
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成川 夏子 君 (正会員)
1984年生まれ
2007年 東京工業大学 工学部 情報工学科 卒業
2009年 東京工業大学大学院 総合理工学研究科 知能システム科学専攻 修士課程修了
同年 ソニー株式会社 入社
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| [推薦理由]本論文では,携帯電話でのWEBドキュメント閲覧において,ドキュメントに含まれるコンテンツやボタンなど種々の画像データを自動分類し,適切なメタデータを付与することにより,個々の画像の性質・構造・重要度に基づく最適な表示を行なう手法を提案している.本論文は,重要かつ普遍的なテーマとして,今後発展が見込まれる携帯型端末での新たなデジタルコンテンツ表現手法の可能性を示している.また,問題の十分な分析及び的確な解決手法と実験による有効性が示されており,今後のデジタルドキュメント研究の進歩に寄与する論文であると言える.以上の理由から,本論文を山下記念研究賞に相応しい論文として推薦する.
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●センサネットワーク省電力化機構HGAFにおけるノード間ネットワーク接続性に関する検討
[2008-MBL-45(H20. 5.22)] (モバイルコンピューティングとユビキタス通信研究会)
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稲垣 徳也 君 (正会員)
2007年3月 静岡大学 工学部 システム工学科 卒業
2009年3月 同大学大学院 工学研究科 システム工学専攻 修士課程修了
同年4月 株式会社デンソー 入社
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| [推薦理由]本論文では,無線センサネットワークの接続性を維持するために必要な省電力化に関して,既存手法GAFを改良することでセンサの長寿命化が図れることを示している.著者らは以前の論文で,GAFを改良した省電力化機構HGAFを提案しており,今回の論文では提案機構HGAFの有効性を,解析的評価とシミュレーション評価の両面から示している.本論文は,省電力化機構HGAFの提案とその評価からなる優れた論文であり,センサネットワークの発展に大きく寄与するものである.よって,ここに山下賞に推薦する.
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●ワイヤレスセンサネットワークの設計開発支援環境D-sense
[マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2008)シンポジウム(H20. 7. 9)]
(モバイルコンピューティングとユビキタス通信研究会)
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森 駿介 君 (学生会員)
2008年 大阪大学基礎工学部情報科学科 卒業.
同年 同大学大学院情報科学研究科 博士前期課程進学.
現在,ワイヤレスセンサネットワークの設計開発支援に関する研究に従事.
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| [推薦理由]本論文では実環境およびシミュレーション環境の双方で利用可能なワイヤレスセンサネットワークで使われるプロトコルの設計・開発ツールが提案されている.アルゴリズムレベルで記述できるAPIを提供することにより,低レベル言語による実装の負荷を抑え,シミュレーションのための実装負荷も抑えている.複数の著名なプロトコルを実際に実装してみて,その性能を実環境およびシミュレーション環境の双方で評価し,その有効性を示しており,ツールとしての完成度が高い.実際にAPIが公開されれば多くの研究者に有用になると考えられ,ワイヤレスセンサネットワークの研究の発展に大きく貢献する有用性の高いものであり,ここに山下賞に推薦する.
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●ボット攻撃における加害者PCおよび指令サーバの探索
[マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2008)シンポジウム(H20. 7. 9)] (コンピュータセキュリティ研究会)
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竹森 敬祐 君 (正会員)
1994年慶應義塾大学理工学部 卒業.
1996年同大学院理工学研究科 修了.
1996年KDD(株)入社.
2004年慶應義塾大学大学院 博士課程了,博士(工学).
現在,(株)KDDI研究所に勤務.
ネットワークセキュリティ,通信ネットワークに関する研究に従事.
2002年度電子情報通信学会学術奨励賞,2006年Interop Tokyoグランプリ,
2007年DICOMO最優秀論文賞および最優秀プレゼンテーション賞各受賞.
情報処理学会,IEEE,電子情報通信学会各会員
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| [推薦理由]ボットの被害者PCからの自己申告をもとに,被害者PC自身が加害者PCであることを自己申告するクレームドリブンな感染PC探索方式と,各加害者PCの通信履歴をセンターに集め,共通する情報から指令サーバを抽出する方式とを提案している.これにより,これまで単一プロトコルを想定した追跡では困難だった指令者PC/指令者サーバを特定できるようになった.本提案方式を実装し,その有効性を示している.提案方式は,新たなボット対策として有用性が高いく,山下記念研究賞として相応しい.
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●情報セキュリティ対策におけるモチベーションの構造に関する研究
[コンピュータセキュリティシンポジウム2008(H20.10.10)] (コンピュータセキュリティ研究会)
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菅野 泰子 君 (正会員)
中央大学大学院理工学研究科博士課程後期課程情報セキュリティ科学専攻3年在学.
お茶の水女子大学文教育学部中国文学専攻卒業後,(株)日本航空勤務.
2003年から(独)情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンター研究員,
2006年より同,調査役,現在にいたる.現在,IPAにて,情報セキュリティの普及啓発,
海外セキュリティ組織との連携等に従事.2008年,CSS2008優秀論文賞受賞.
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| [推薦理由]情報セキュリティ対策は必要」だとわかっていても,なかなか進まない理由等を,心理学的観点から調査,分析を行ったことは大変評価に値する.これは企業の大小にかかわらず共通すると考えられる.実際,大企業ですら,対策整備に何年もかかっている.今後,中小企業へのセキュリティ対策を行うべきであるが,これを速やかに進めるための一考察になると考えられる.それゆえ,本研究論文を山下記念研究賞に推薦する.
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●指向性アンテナおよび車車間通信を用いた歩行者位置追跡手法とその評価
[2009-ITS-36(H21. 3. 5)] (高度交通システム研究会)
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澤 悠太 君 (正会員)
2007年 東北大学 工学部 情報工学科 卒業
2009年 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 情報処理学専攻 修士課程修了
同年 株式会社メガチップス 入社
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| [推薦理由]本論文では,歩行者の交通安全支援を行うことを目的として,複数車両で協調して歩行者の位置を追跡する手法が提案されている.提案手法では歩行者の持つ端末が発するビーコンを,複数の車両が指向性アンテナを用いて受信することで歩行者の存在位置を推定する.推定した情報を車両間で無線通信を介して共有することで複数方向からの位置推定が可能となり,結果として歩行者の位置を1.5メートル程度の小さな誤差で推定でき,また,歩行者の移動も追跡できることが示されている.本研究は,現実的な設定から実用可能な結果を得ており,歩行者の安全確保という重要なアプリケーションの基礎として有用であるため,山下記念研究賞授賞候補者として推薦する.
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●MANETにおける通信グレーゾーン問題を考慮した高スループット経路の選択手法の提案と評価
[2008-EVA-25(H20.6.27)] (システム評価研究会)
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田頭 茂明 君 (正会員)
2000年 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 博士後期課程修了
2000年 広島大学工学部助手
2007年 九州大学大学院システム情報科学研究院 特任准教授(SSP学術研究員)
現在に至る。博士(工学)
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| [推薦理由]モバイル・アドホック・ネットワークでは,データパケットの到着が不安定な範囲に存在する端末を中継端末とした場合,経路のスループットが低下してしまう通信グレーゾーン問題がある.そこで発表者らは,二段階の経路探索方式を採用し,接続性を確保しつつ高スループットな経路を構築する手法を提案した.更に,提案手法を実機上で動作させて性能評価を行った結果,高スループット経路構築時には従来と比較して4倍程度,それができない場合でも低スループット経路による端末間の接続を確保できていることを確認した.本研究は実用性の高い経路探索方式を提案し効果を確認している点で有用性の高い研究であり,システム評価研究会からの山下記念研究賞候補に推薦したい.
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●振動波と加速度センサを用いた物体間の接触関係の取得手法
[2008-UBI-19(H20. 7.18)] (ユビキタスコンピューティングシステム研究会)
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柳沢 豊 君 (正会員)
1994 年大阪大学工学部情報システム工学科卒業、
1998 年同大学院工学研究科博士後期課程修了、
同年日本電信電話公社入社(基礎研究所)、
NTTコミュニケーション科学基礎研究所を経て、
2009 年西日本電子電話株式会社、現在に至る。博士(工学)
IEEE、情報処理学会、各会の会員。
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| [推薦理由]測位技術は,ユビキタスコンピューティングにおいて重要な研究テーマの一つとなっている.従来は物体の位置座標を正確に取得することを目指すものが中心で,高精度な位置を取得するための多大なコストの削減が課題であった.本研究は,状況依存サービスで必要とされる位置情報が,必ずしも座標値でなく,多くの場合,他の既知物体からの距離情報であるとに着目し,この中でも最も基本的な関係である接触状態を,安価で小型な振動モータと加速度センサを用いて正確に検出する方法を提案した.ユビキタスコンピューティングの実用化に貢献する研究事例として高く評価し,推薦する.
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●全教員に個別ファイアウォール機能を提供するキャンパスネットワークの構築
[2008-IOT-2(2008.7.24)] (インターネットと運用技術)
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相原 玲二 君 (正会員)
1986年 広島大学大学院工学研究科博士課程後期修了(工学博士)
1986年 広島大学工学部助手
1989年 広島大学集積化システム研究センター助教授
1994年 広島大学総合情報処理センター助教授
2001年 広島大学情報メディア教育研究センター教授
2009年 広島大学情報メディア教育研究センター長
インターネット,動画像伝送システム,移動透過ネットワークアーキテクチャ等
の研究ならびにキャンパスネットワーク構築,運用等の業務に従事.
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| [推薦理由]本論文は,キャンパスネットワークにおいて研究者単位の個別ファイアウォールを提供する点に特徴があり,広島大学への導入事例と共に説明されている.本論文で提案する方式は,全学的な一元管理体制を構築し,全利用者(教員)に対して個別ファイアウォールを提供することを目標に,学内ネットワークを四つのゾーンに分割する階層型のセキュリティ構造を導入している.これにより,これまでは各サブネット内に設置されていたファイアウォール機能をゾーン境界に設置することが可能となり,対外接続部分への機能集約を回避して利用者の便宜を図りながら管理運用コストの低減を実現するなど,学内ネットワークにおける新しい運用管理方式として今後注目される試みである. |
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●目的環境に適合した最少パッケージ構成の自動構成システム
[インターネットと運用技術シンポジウム2008(2008.12.4)] (インターネットと運用技術)
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八木 貴之 君 (正会員)
2007年3月 京都工芸繊維大学 工芸学部 電子情報工学科卒業
2009年3月 京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科 情報工学専攻博士 前期課程修了
同年4月 三菱電機株式会社 入社
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| [推薦理由]本論文は,特定用途を目的としたOSの最小パッケージを構成する方式について提案をしている.特定用途を目的としているため,一般的な利用に全て対応する必要はないことに着目し,目的の環境で実際に動作させた結果を元にパッケージを構成する手法を採用している.具体的なパッケージ構成においては,各パッケージの依存関係グラフをもとに,実際の動作に関係ないパッケージは依存度の少ないものから削除し,仮想パッケージや選択的パッケージを再構成するといった最適化を行なう.本論文は,パッケージ情報の静的な解析では難しい最小パッケージの自動構成を,動的なアクションに対応させることで実現した点が評価できる.具体的な実例でも十分効果のあることが示されている. |
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